遠い昔の話

作詞・作曲 朝日太一

町並みや
人の流れは
特になんでもない
夏の日

私たち
物語の真ん中で
忘れられない日に
なるのね
恋をしたから
いつの日か
家を出る日が
来るはずと
当たり前のことなのに
とても寂しい
遠い昔の話
あなたがまだ生まれてもない
そんな時の
私もこうだったのでしょう
昔の話
私はまだそのころきっと
あなたのように美しかった
それを忘れていた
式場へ
向かう車は
渋滞に巻き込まれる
思い出は話し尽きたから
無言で空を見上げる
子供だったと
思っても
時が流れて
いつのまに
私もあなたも
ずいぶん
年をとったみたいね
遠い昔の話
あなたがまだ生まれてもない
そんな時の
私の姿を見ているようで
昔の話
私はまだそのころたぶん
あなたのように
美しかった
今思い出した
遠い昔の話
あなたがまだ生まれてもない
そんな時の
私はもういないから
昔の話
それは過去の話だから
忘れないけれど
これからの話も
大事にするの